Vol.4  

 

馬場 憂太(ばば ゆうた)14 MF
175cm/70kg,AB型,1984年1月22日、
東京都板橋区出身

◆2002年:練馬工業高校卒業(FC東京U-18所属)
3年時 第25回日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会優勝・MVP、U-18日本代表候補
◆2002年〜FC東京 
U-19日本代表 AFC U-20アジア選手権大会準優勝
◆2003年:U-20日本代表候補

柔らかなボールタッチと正確な技術で攻撃を組み立てるゲームメーカー。得点能力も高い。

 

「今年は10点とりたいです!」


「ユータ、ユータ、ユータ…!!」馬場選手がピッチに上がると、ガゼン盛り上がるサポーターの応援。今回の Tokyo Mania はFC東京U-18出身、皆から愛されている馬場憂太選手の登場です。

「とにかく今はサッカーできることが本当に楽しいですね。」
2004年3月27日、ナビスコカップ予選リーグのFC東京対鹿島アントラーズ戦。後半15分に戸田選手との交代で馬場選手の名前が告げられると、スタジアムには大声援が沸き起こった。ユータの復帰を心待ちにしていた大勢のサポーターの期待と喜び。そんな中、「楽しくてしょうがない」オーラを発散させながら走るユータ選手。とたんにボールが繋がり始め、東京のリズムが良くなっていく。
昨年1stステージはほとんど途中出場ながらも、コンスタントに試合に出場したユータ選手。東京ヴェルディ1969戦ではJ初ゴールも奪い、その後の活躍が期待された。が、2ndステージでは足の故障に苦しみ、11月にはとうとう右膝半月板部分切除の手術を受けた。全治4ヶ月。「もともと“古傷”だった膝が腫れ、痛みでランニングもできない状態でした。」


「ケガ・手術・リハビリ」で成長したモノ
目前に迫っていた、プロ入り以来の大きな目標であるワールドユース選手権を断念してまでのユータ選手の“手術”の決断。悔しかったに違いないと思うのだが、「ワールドユースには出られなくてかえって良かったと思います。」と言ってのける“負けん気の強さ”が、彼を一回りも二回りも大きくしてJのピッチに連れ戻した。
4ヶ月のリハビリ期間中、ひたすらウェイトトレーニングに励んだユータ選手。「体重は2kgぐらいしか増えてないけど、自分の体が大きく強くなったのがわかります。(試合中)当たり負けせず、相手を力で支えられるようになって、視野が広がりました。」辛い時期の地道なトレーニングが今シーズン、確実に形となって表れてきている。


「短気」(短所)で「負けず嫌い」(長所)なんです。
精神的な面でも成長した?「忍耐力がついたと思います。前はよくキレちゃって、味方にも怒ったりしたんですけど、今もまだチョッとあるけど(笑)、少し大人になったかなと思います。」
そして4月3日の東京ダービーでは決勝点となる、素晴らしいヘディングでのゴールを奪う。「ナオさん(石川選手)からのファーサイドからのクロスが入るときにクリさん(栗澤選手)が自分を見てたので、あーこれはゼッタイ来るな!と思いました。」素晴らしいコンビネーションでの完璧なゴール。ヴェルディ戦に強いですね?「いやあ、どうなんでしょう(笑)」「ヴェルディ戦は小林大悟選手や根占選手など同世代の選手が気になりました。負けたくなかった。森本選手っていうよりも。」ちなみにゴール後の“お腹見せポーズ”は「ユニフォームだけバサバサやろうと思ってたらアンダーシャツも一緒にめくっちゃいました。」

今ちゃんと仲良し
「ヴェルディ戦の前日に今ちゃん(今野選手)と部屋で話しているとき「ゼッタイ明日は決めるから!」と宣言しました。」「今ちゃんは大人しいけど面白い。」と、今野選手とユータ選手はとても気が合うのだそう。「食事に出かけるときはいつも今ちゃんと一緒ですね。」(ちなみにこの日も私たちの取材が終わるまでユータ選手を待っていた今野選手。写真撮影のとき「今ちゃんが見てる〜!」とそばにいた今野選手の存在に気付き照れていたユータ選手でした。)

愛犬ルーちゃんと憩いのひと時
OFFの日は買い物をしたり、実家に帰ったり。膝を手術する少し前から飼い始めた、ミニチュアダックスの「ルーちゃん」に会いに実家に帰ることが多いとか。「カワイイですね〜!」とおもわず愛犬の話になるとニッコリのユータ選手。

「大人になったユータを観に来て欲しい!」
華々しい復活ゴールでファンの期待も一気に膨らんだが、ユータ選手自身はまだ膝に痛みがあり、「時間限定でしか試合にでることが出来ない」ようだが、「痛みは時間が解決してくれるんで。90分出られるようになるまでは“もうちょい”です。頑張ります。」そして「ケリーが戻ってきても左右のサイドもフォワードでも出来るので試合に出たいです。自分の持ち味はパス・ドリブルだけど、試合に出るときには『点をとる』ことを常に意識してます。」としっかりと言い切るユータ選手。「ケガや手術をして、試合に出られず、長い間リハビリをして、辛いこともたくさんあったけど、今Jのピッチに立てる喜びを感じています。今年はとにかくアピールして得点を多くとっていきたいです。ぜひ多くの方にスタジアムに足を運んでいただいて、応援お願いします。今年の目標は「10点とりたい!」」と今年にかける決意を語ってくれました。 がんばれユータ!!

「ある激励会で話す機会があったが、思いがけず(笑)しっかりとしていて、若手の中でも一番礼儀正しかったのでそれ以来応援してます。」とは味の素スタジアム特集で取材させていただいた某氏のユータ評。
182がお話させていただいたときのユータ選手は、やはり非常にしっかりと自分の意見を話し、彼の今年にかけるアツイ決意がとても伝わってきました。
唯一照れていたのは(笑)本誌内にもありますが、取材中に今野選手が後ろで聞いていたことに気づいた時。やはり、取材でまじめな話をしているところを仲間に聞かれるのは、何か恥ずかしいんでしょうね。
練習後、しっかりと膝のケアをしてから現れたユータ選手。その後のイン
タビューだったので、 「ユータ選手待ち」だった今野選手、だいぶお待たせしちゃってすみませんでした。(Y.I.)

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