*左右のサイドバック、センターバックとさまざまなポジションをこなす藤山選手。今シーズン厳しい戦いが多かったFC東京ですが、藤山選手の堅実な守りがチームの危機を救ってきました。シーズン終盤を迎え、今もなお好調を維持している藤山選手。その要因は何なのでしょう?
今シーズンは苦しい試合が続く中で『まずは失点をしない戦いが必要。守備をしっかりやろう』というチームとしての戦い方に、ボクがあてはまったんだと思います。シーズン当初は、ボクは基本的にはセンターバックで、サイドはあまりないだろう、と言われてやっていたんです。でもSBがなかなかまとまらなかったので、ボクにチャンスがきた、という感じですね。今ちゃんやノリオがやったりもしていたんですが、今ちゃんは真ん中にいた方がバランスがいいというのもあるし、ノリオはノリオで前で勝負させた方がおもしろいかなということで、点をとられたくないから、オレがちょうどあてはまったということだと思います。
*守備重視、という藤山選手ですが、インターセプトして一気にドリブルで駆け上がる攻撃も印象的ですよね。
そうですか。ただ前まで上がって、たまに盗られてカウンターとかあるんで(笑)、それだけは気をつけながら、行ったら行ったで、シュートなりセンタリングなりで終わって帰ってくるように心がけています。(藤山選手がドリブルで駆け上がるとスタジアムが湧くのがわかりますか?)そうですね。わりとわかりますね。その後の「あー・・・。」っていうのも(笑)。
*チームでは年長グループに入りますが藤山選手はみんなの兄貴的な存在?
ボクはあまりそういうタイプではないですね。後輩から「クン」づけでよばれることも多いし。オレは「ああしろ、こうしろ」とガーっと言うタイプじゃないんですよね。試合中は「こうやれよ!」じゃなく、「まあ、やっていこうよ(^_^)」と。ボクはそっちの方が好きかな。試合中にケンカするのも良くないと思っているんで。自分がカッカしていっちゃったら、プレーにも影響してくるし…。ボクは争いごとはしないです。(優しい性格なんでしょうね)いやぁ、優しいというより、あまり周りに興味がない(笑)。あまり後輩を連れてメシを食いに行くタイプでもないんですよね。
*どちらかというと家族優先?
いや、自分優先です(キッパリ)!。自分の都合優先!(笑)。
「マス(増嶋選手)、メシ喰いに行こうよ」とか言ったりはするんですけど、実際は行っていないです!(笑)そういうタイプです。
*多摩川でみんなとカヌーに乗った時、わざとカヌーを倒したりしていたと聞いていますよ。けっこうお茶目な性格なんですか?
お茶目というより「それはオレの役目だろう!」と思っちゃうんですよね。
昨年のスペイン遠征でも、現地の人たちが日光浴しているビーチで、砂に埋まる役はオレでしたからね、後輩がいるのにもかかわらず(笑)。しかもたぶん、外国ではそういう遊びをしないんでしょうね、すごい人だかりができていて、みんなに見られてみんなに笑われて…。でもそういう役はオレなんで。
*調布市花火大会にもいらっしゃったとか。
はい。あの時は子供が泣きましたね(笑)。花火の音がすごく響くんで。でもとてもいい思い出になりましたよ。今年も行きたかったんですけど、試合の日と重なっちゃって。ぜひまた行きたいですね。
*チーム生え抜きとして最古参の藤山選手ですが、FC東京というチームから出たいと思ったことは?
それはありますよ。現役で生き抜いていくには、試合に出ないことには体力的にも気力的にも落ちてくる。そんな時、チームを通してオファーがあったかを聞いたりもして、悩んだ時期もありました。
*でも現在は来年に向けて『やる気満々』?
現時点ではやはり「東京一筋」でやっていきたい、という気持ですね。
ただ、オファーがあれば、それを聞いてみたいという気持ちもあります。行く、行かないは別として、やはりプロなんで、純粋にオファーがあったら嬉しいですしね。でも、今は「チーム生え抜き」でやっていったほうがボクにとってはプラスになると思っています。
来年15年目なんで。できるだけ長くやって、でも、もうこのクラブにボクはいらないよってなった時には、他にボクを必要と言ってくれる場所があれば、考えようと思っています。
*アマラオ選手も生涯現役にこだわってオファーのあるところへ移っていきましたね。
アマラオは東京の顔としてやめた方がよかったんじゃないか、という考え方もあると思うんです。でもボクは前々からアマラオと話をしていて、アマラオは「現役でやる」って言っていて、ボクもそっちの方がいいよ、と言っていたんです。ボク自身もそういう気持ちなんです。ボクも、もし東京でやれなくなった時、使ってくれるチームがあれば行きたいと思っています。
ただ、ボクには代表という肩書きもない。でも「生え抜き」というのがある。だからその年数を伸ばしていきたいですね。
アマラオは「キング・オブ・東京」だし、たとえばオレも「ミスター東京」とか呼ばれるようになれれば嬉しいし、ボクの今後の人生につながっていくと思います。そのためにも、長くこのチームで頑張って、1試合でも多く試合に出たいですね。
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