Vol.30  

 

 

今回のトーキョー・マニアには、お待たせ!今や東京が誇る『ハードマークのイケメンディフェンダー』佐原秀樹選手が登場です!

佐原 秀樹
さはら ひでき
DF 3

Profile
1978年5月15日生まれ
神奈川県出身
184cm/76kg A型
前所属チーム:川崎フロンターレ

経歴:横浜市立寺尾小(日産FCプライマリー)→横浜市立生麦中(横浜マリノスジュニアユース新子安)→桐光学園高→川崎フロンターレ→グレミオ(ブラジル)→川崎フロンターレ→FC東京(2008年)

高い身体能力を活かしたアグレッシブな守備で、相手との1対1の局面で強さを発揮するDF。経験も豊富で、若いチームをまとめるリーダーの役割も果たす。

 今年プロ生活12年目を迎えた佐原選手。30歳という節目の年に、プロ選手として11年間プレーした川崎フロンターレを離れ、新たなチームでプレーをするという大きな決断をしました。その佐原選手が新たな活躍の場として選んだチームがFC東京。なぜFC東京だったのか?そして移籍によって何か刺激を受けたり見えたモノがあるのか?など現在の心境やプライベートについてもいろいろ語っていただきました。

*まずは移籍を決断するに至った経緯をお伺いしたいと思います。
移籍については、やはり11年同じチームにいて、純粋に他のチームを見てみたいという思いがありましたね。ずっと同じチームにいたので、他のチームのことはまったくわからないですし、出ることによって川崎というチームの新たな面がわかるかもしれないという思いもありました。今年、僕30歳なんですけれど、出るならたぶん今年が最後くらいの年かなと思いまして。何チームかお話はいただいたんですが、東京だったら若手の良い選手もいるので、やってみたいなと思いました。生まれ育った横浜と距離もそんなに離れていないかったですしね。ただJ2の時代からフロンターレと東京は、ずっとライバルという感じが選手にもファンにもあったので、そこはちょっと考えましたけどね。でもどこのチームというより、移籍をするかしないかで悩みましたね。
*移籍する前のFC東京のイメージは?
去年の試合は点差が開いて川崎が勝っていたんですが、でも試合をしていて弱いチームではないし、勢いがあるときの東京は強いと思いましたね。それから若手にいい選手がたくさんいるというイメージがありました。あとはサポーターが熱狂的だなと。

*実際にFC東京の一員になってみて、外から見たイメージと違っていたなという部分はありましたか?
んー。ホームゲーム(味スタ)の試合が独特の雰囲気があると思いましたね。
*それはどういったところが?
川崎はどちらかと言うと、試合中は常にサポーターが励ましてくれるような雰囲気なんですよ。でも東京は、サッカーに詳しい方が多いという感じ、ミスに対しては味方でもすごくブーイングが飛んできますし、川崎時代はそういう経験がなかったので。それは来てみて初めてわかったことですね。
*叱咤激励のプレッシャーも感じたり?
そうですね。でも勝っているときはすごくいいんですよ、後押ししてくれて。手拍子も応援もすごいですし。けれどやっぱりけっこうシビアですよね。サッカーを知っているからだと思いますが。1本のパスミスとかでも客席がざわつくんですよね。
*「シュート打て」コールもでますしね。
そうそう、でもそれってけっこう相太(平山相太選手)の時に多くないですか?「シュート打て!」って。僕もロッカールームで言ってます(笑)。
*それに対して相太君は何と?
いや、笑ってます。

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*荻晃太選手と仲良しでしょっちゅうつるんでいるとか。そもそもどうして仲良くなったんですか?
晃太とはグアムキャンプに行った時からですね。空港には飛行機の出発よりちょっと早い時間に行くじゃないですか。キャンプに出発する日も、空港で2時間くらい時間があったんで、「じゃあお茶するか」っていう雰囲気になったんですよ。そしたらみんなサーっていなくなって、僕一人になっちゃったんですよ。これはちょっとキツいな…と思いつつ一人でお茶しに行ったらそこに浜野コーチがいて。僕、浜野さんとは同じ高校なんで一緒にお茶したんです。で、飛行機に乗る前にラウンジに移動したら、そこに晃太がポツンと一人でいたんですよ。「え…?一人?」って僕から話し掛けて。その後飛行機の席も晃太と隣りだったんで「仲良くしよう」っていう感じで。
*…(泣)涙なしには聞けない話ですね。
晃太がいて良かったですよ、本当に。ちょっと泣きそうでしたもん。でも「移籍ってこういうことか」ってそのとき思いましたね(笑)。それも経験です。僕、東京には同級生もいないんですよ。顔を知っている選手はいたけれど、一緒にプレーしたことがある選手はいなくて、最初はすごい淋しかったですね。
*だから最初、佐原選手には「転校生」っぽい雰囲気があったんでしょうか。
うんうんうん。それすごく言われましたね。なんか若手の選手からはよく『ヒデさんは話しかけづらいオーラがある』とか言われたし。全然そんなことないのに。全然、体張るのに。
*今は大丈夫でしょうね?
今はもうすっかり溶け込めてますから大丈夫ですよ(笑)。

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6月29日のジェフ千葉戦ではコーナーキックからのヘディングで移籍後初ゴールを決め、東京サポと喜びをわかちあうも、その数十分後には金沢選手と交錯し顔面(左目の周辺)を負傷。

*端から見ていても流血しているのがわかりました。痛かったでしょう?
試合中はもう集中してアドレナリンも出ていたんでそんなに痛みはなかったんですけどね。ぶつかった瞬間には「あ、切れたな」って思って。そしたらもう、すぐ血がたれてきて。
*その後もしばらくは痛かったですか?
痛かったですね。腫れもすごくありましたし。でも痛さっていうより、腫れてて視界が悪くて…。
*そんな中、次節の浦和戦にも出場しましたね。ヘディングする瞬間に「怖いな」とは思わなかったですか?
まあ、たまにはね・・・でもゲームに出たらやらなきゃいけないし、気持ちだけでやっていた部分っていうのはありますね。浦和戦でまた同じところが切れちゃって、でまた縫い直して。ここなんですよ。目の上と、それとおでことたぶん3箇所くらい切れているんですよ。(と傷を見せる)
*残っていますね・・・痕が。残っちゃうんですね。
はい。でもまぁ、男の勲章なので。傷は。

 

*移籍直後、「試合に出てナンボなんで。」とおっしゃっていました。そういう意味でも、今充実していると感じるのでは?
もちろん毎日毎日がすごく新鮮で、城福監督も今年新たな監督ということで、どんなことをやるんだろうとか。一年を通してチームにも波はありますし、苦しいときもあるんですが、今チームは明るい雰囲気でやれているんで楽しいですね。
*すでに佐原選手は東京のDFの中核を担っています。チーム内での自分の役割をどのうように考えていますか?
30歳という年齢もそうなんですが、やっぱりチームをひっぱっていかなければいけない立場だと思っているので、でもあんまり練習で先頭に立ってやるタイプではないので、ゲームの中で、後ろから声を出して、プレーで引っ張っていけたら一番いいかなと思います。
*FC東京サポーターのハートもこの短い時間にガッツリと掴んでいますよ。
そうですか?そんな直接的な雰囲気は感じないですけどね〜。
*今や佐原選手は東京にはなくてはならない存在だとおっしゃるファンの方がとても多いですよ。
まあそうやって言っていただけることは素直に嬉しいですし、その言葉をもらおうと思って、今年一年がんばろうとやっていますので。残り10試合ほどありますけれど、少しでも順位をあげて良い形でシーズンを終われるようにしたいですね。

*では最後に今シーズン残りの目標・意気込みをお願いします。
もっと味スタで勝たないと。サポーターの為にも、そう、勝たないと。強いチームっていうのはホームで負けないですからね。アウェイの方が勝ち越していてこの順位なので、これでホームで勝っていけたら本当に良いところにいると思うんですよ。だから味スタでの試合を大事に。
*ファンの皆さんにも厳しく、温かく見守って欲しいというところですよね。
はい。叱咤激励はありがたいです。けど、…まあちょっと優しめでお願いします(笑)。 

ここが知りたい!佐原選手へ9つの質問

1.小さいときから運動神経は抜群だった?
はい、よかったですね。そのかわり勉強はできなかったです(苦笑)。(勉強は嫌いだった?)(なんどもうなずく)だって面白くないんですもん、やってて結果に現れないから。頭がいい人っていうのは勉強したらいい点数とれるじゃないですか。だからたぶん楽しいんですよ。僕全然面白くなかったですもん。その分、運動すればそれが結果として出たから楽しかったですね。現にそれでちゃんと仕事もできているのでよかったなと。

2.小・中・高とけっこうモテたのでは?
ん〜。どうなんだろう、でも典型的な「勉強ができなくて体育が出来るタイプ」だったんで、ちっちゃい頃はそういう子がモテるじゃないですか。だからたぶんそんな感じだったんでしょうね。

3.どんなシャンプーを使ったらそんなにサラサラヘアーになるんですか?
あ〜それすごく言われるんですけど(笑)、今日もファンの方に言われて、何かやっているんですかって。でも何にもやってないんですよ。普通のシャンプーですよ全然。ごく普通の。

4.カラオケはどんな歌を歌います?
なんでも歌います。昔からずっとサザンは好きですね。サザンと共に育ってきたので。僕が今年30才で、ちょうどサザンも30周年なんでね。

5.イタリアが好きだとか?
イタリアはとにかく男の人がかっこいいですよね、お洒落で。子どもがいてもすごくファッションに気を使っていてとか。僕も結婚して子どもができたらそういうお父さんになりたいなと思いますね。(なんか佐原選手、イタリアーノっぽい雰囲気がありまよね。)それ、結構使ってます。「ヒデさん出身中学校どこでしたっけ?」って聞かれたら「ミラノ第三中学校出身だよ。」って(笑)。

6.そろそろ結婚も?
結婚ですよねーそうなんですよね。ま、今年移籍してきたということもありますし、まだちょっと考えていないですね。でも子どもは欲しいですね。

7.性格を一言でいうと?
優しいですね、うん(笑)。昔はわがままで人の言うことを聞かなかったです(笑)。この年になって、今は姪っ子もいますしね、親孝行も今が一番できると思うんですよね。

8.今何か一つ願い事がかなうとしたら?
なんだろうなー。プロサッカー選手になりたいという夢は一つかなったので、これからの夢は…ブラジルに行きたいな。もう一回。19歳のときに行って10ヶ月くらい生活したんですけど、最初は辛かったですが、楽しかったので、もう一回ブラジルに行きたいですね。のんびり旅行でも。

9.移籍して「変わったな」と思うところは?
えーと、東京に友達ができたことですね。

 

現在、FC東京に「期限付き」移籍中の佐原選手。東京サポとしては、やはり一番気になるの今後の去就についてですよねー。さりげなく「東京にマンション買っちゃえ」話を振ってみたら、もちろんそのゲーフラのことはご存知でした。「自分の育った場所は川崎」とフロンターレへの思いをはっきりと口にしていた佐原選手ですが、東京というチームでのやりがいも確実に感じているという印象をもちました。(もちろん東京サポがいかに佐原選手を必要としているかもガンガンプッシュしておきました(笑))インタビューは話があっちにいったりこっちに来たり、大人なヒデさんのぶっちゃけトークで大変盛り上がりました。オフレコモード全開(笑)で書けないことが多すぎて本当に残念!(石川由美子)
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