Vol.30  

 

今回のトーキョー・マニアには、躍動感溢れるプレーでファンの心を鷲掴み!鈴木達也選手が登場です!

鈴木 達也
すずき たつや
FW 40

Profile
Profile1982年8月1日生まれ
神奈川県出身
171cm/68kg O型
前所属チーム:柏レイソル

経歴:神奈川県立横須賀高等学校(横浜F・マリノスユース)→筑波大学→柏レイソル→FC東京(2008年)

2列目のアタッキングゾーンを縦横無尽に駆け、思い切りのよいシュートやドリブルで攻撃をしかける。 スピードとスタミナで攻守に奔走。
取材日:2008年11月11日

 

No pain, No gain.

 

今シーズン中盤の8月27日、柏レイソルより期限付でFC東京へ移籍した鈴木達也選手。その移籍を知って多くの柏サポーターが涙を零したという“愛される男”=鈴木達也選手。今号のトーキョー・マニアでは、そんな達也選手に移籍の決断の理由、そしてサッカーに懸ける熱い思いなどを語っていただきました。「No pain, No gain.」は鈴木達也選手が一番好きな言葉。そしてそれはまさに、サッカーに懸ける彼の生き方そのものを表す言葉でもあったのです。

※東京に来てすぐリーグ戦に出場、ゴールも早々に決めて。すぐに東京のサポーターのハートをつかみましたよね。
東京のサポーターは良い意味で厳しいサポーターだっていうのは聞いていたので、僕の場合、ゴールすることが皆さんに僕を知ってもらうというか、応援してもらうひとつのきっかけになると思っていたので、早いタイミングで決めることができて本当によかったです。
※達也選手は運動量が尋常ではないというか、縦横無尽に走り回っているイメージ。もともと体力には自信があったんですか?
そうですね、ぼくは上背も無いので人よりたくさん走って、人よりも早く走るっていうのは意識してきました。自分のアピールポイントは運動量とスピード。そこをどうやって生かしてプレーしていくかっていうことに頭を使ってきたので、それが今のプレースタイルにつながっているのかなと思います。

※シーズン途中の8月の移籍ということで、時期的にもかなり決断が難しかったのでは?
そうですね。柏は僕がプロの選手として第一歩を踏み出した街なので、街にもチームにもサポーターにも愛着がありました。それに今年、少なからず僕は柏に必要としてもらっていたので、そういう意味でもそんな自分があっさりとシーズン途中から違う色のユニフォームを着て、ピッチに立つっていうのはどうなんだろうということをすごく悩んで…。かなり悩みすぎてちょっとしんどかった時期もあったんです。
※そもそも移籍のきっかけは?
まずは東京にお話をいただいたということが第一なんですが、その中で結局移籍を決めたのは、いろんな方に相談にのっていただくうちに、やっぱり大事なのは『サッカー選手として自分の将来、目指しているところに向かってステップアップしていくためにはどっちの選択が必要なのか』と思ったからです。辛い決断だし、キツいことも待っているかもしれない。でも人間としても選手としても成長できるチャンスが目の前にあって、長い目で見た時にどちらの選択が僕にとって正しいのかなということを考えた時、『周りが自分のことをどう考えるか』ということが一瞬ふっと飛んで、本当に自分のためだけに決断をしようと思いました。
※向上心を常に持って夢に突き進むタイプなんですね。
そうなんですかね?でも向上心は常に持っていたいと思っています。自分は根っこはすごくスーパーポジティブだと思うんですが、その根っこまでいくまでがネガティブというか、慎重なタイプなので、マイナス思考になってしまうときがあったんです。でも一年一年が勝負という世界でサッカーという仕事をやらせてもらっている中で、“自分自身を信じる”ということが、一番難しいけれど一番大切なことだと思って、そう感じた頃から少し考え方も変わってきたと思いますね。

※東京からのアプローチということでは、城福監督からも熱いメッセージがありましたか?
そうですね。城福監督に実際にお会いしてお話させてもらった時、内に秘めているものを感じたし、指導者として城福監督しか持っていないような魅力を感じました。
※当初城福監督は「達也には東京の戦術を覚えさせるよりも、好きにやらせた方がいい」というようなことを言っていましたが。
はい。初めに監督とお話しした時に「僕の個性を東京で良い形で発揮できればチームに貢献できますか?」って僕から監督に尋ねたんですよ。その時「そのとおり」と言ってもらったんです。監督は本当にきっちりと守らなければいけない原則は言ってくれますが、基本的には僕の判断というかチャレンジを尊重してくれているんです。そういう意味ではのびのびとやらせてもらっているので、逆にもっともっと自分を磨かなくちゃなという責任も同時に感じますね。

※石川直宏選手はマリノスユース時代の先輩ですね。東京に来るにあたり、何か言われたりしましたか?
はい、ナオ君には移籍の話が具体的にまだまとまってない段階に、僕の方が「もう知っているんですか?」みたいなタイミングで電話をもらって。
※「来いよ!」みたいなことを?
そうですね…でも本当に快く僕の期限付移籍に後押しというか、背中を押してもらったというところはありましたね。
※東京には大学の先輩や後輩もいますね。
はい。ナオ君にしてもそうですが、羽生さん(羽生直剛選手)は大学の先輩ですし、相太(平山相太選手)は大学の後輩だし、僕がチームに溶け込めるように大きなサポートをしてもらったという印象があります。
※練習後よく羽生選手と話し込んでいるようですが。相談にのってもらったりしてる?
いや、だいたい僕が羽生さんと話している時は、まじめな話は0.5割くらいで9.5割はまあ・・・くだらない話ですね(笑)。

 

※ホペイロの山川さんが達也選手を「今まであった中で一番礼儀正しい選手だ」と評されていたようですが。
本当ですか?でも、持ち上げ合いみたいでいやなんですけど、山川さんを筆頭にさりげなく目立たないところで皆さんにサポートしていただいているんですよね。たとえば、柏の選手はよく練習前にお風呂で身体を温めたりするんです。東京でもその習慣でやりたいなと思っていたんですが、お風呂にお湯がたまっていなかったんですね。でも山川さんが僕がシャワーを浴びるのに気づいて、何も頼んでいないのに翌朝お風呂のお湯がたまっていたんですよ。やっぱりこういう人たちに支えられているだなと思ったら本当に頭が下がります。自然と。
※達也選手の人柄が伝わってお互いにいい関係が築けているんじゃないですかね。
そうだといいですね。

 

※では少しプライベートの話も。ふだんお家では何をしていますか?
家では…お風呂に入っているか、寝てるか、テレビを見てますね(笑)。
※東京にはお風呂好きな方多いですよね。
僕は入浴剤とかけっこう使いますね。炭酸系の…けっこう汗出るんで。僕、食べるのがめっちゃ好きなんで、太らないように「ちょっと食べ過ぎたな」と思ったら汗かいて水分を抜いたり、ウェイトコントロールの意味も含めて。
※食べるのが好きということですが好物は?
何でも好きですね。雑食です(笑)。
※嫌いな物は?
無いですね。あ、パクチーくらいですかね…。それも食べられますけどね。
※では本当にお腹すいた時食べたい物は?
え〜本当にお腹すいた時ですか…食べ物の話しただけでニヤニヤしちゃうんですが(笑)なんですかね…やっぱり白いご飯に味噌汁にぬか漬けに納豆みたいな感じですね。
※おお。「正しい日本の男の子」っていう感じですね。
やっぱ男はだまって白飯でしょ(笑)!(じゃあ定食屋さんで出てくるみたいなのが)大好きです、大好き。だからガツガツ食べちゃうんです。つい食べちゃうんで、それはダメだなと思って、最近は『30回噛むダイエット』にチャレンジしてます。
※ちゃんと噛めてますか?
どうしてもお腹がすいているときは食べちゃうんで噛めないんですけど(笑)、余裕があるときはなるべく30回がんばって噛むようにしていると、少ない量でおなかいっぱいに…本当になるんですよ!ぜひ試してみてください。

※では今シーズンも残り少なくなりましたが、意気込みを。
本当にチームもまとまってきてこの順位・この勝ち点差まで来ているので、僕らが欲を出して、本当に自分達が一番になるんだという気持ちを強くもってやること。そしてやっぱり注目が集まると思うので、僕自身は個人的にも大きな活躍ができるよう頑張りたいですね。
※最後に、今何か一つだけ願い事がかなうとしたら何を?
なんだろうなぁ………羽生さんより年上になってみたいですね。それは怒られちゃうんで(笑)。あ、僕アーティストになりたいです。(アーティスト。何系の?)
歌ですね。大勢の人の前で…歌が上手いのが前提ですよ、歌が上手くなって、大勢の前で歌って。そうやって生活していけたら超幸せですよね。
※まあでもある意味、今の仕事も「アーティスト」ですよね!
あ、そうですね。フィールドのアーティストになれるように、頑張ります!

 ◆ ここが知りたい!達也選手へ7つの質問 ◆ 

1.FC東京に加入して感じたチームの雰囲気は?
東京は本当にまじめなチームですね。「堅い」という表現をする人もいるかもしれませんが、僕は本当にまじめなチームだと感じますね。(選手がまじめなんですかね?)選手もそうですけれど、たぶんチーム全体として。大人びているというか、落ち着いていますね。はっちゃける感じじゃないですよね。若い選手も落ち着いていますし。今までどちらかというと若くてイケイケのチームにいたので(笑)。

2.東京の中では自分が一番足が速い?
いや…そんなことないです。カボレがいますから。(カボレ選手はやっぱり速いですか?)カボレは速いですねー。でも、カボレくらい速くなれるようにがんばらないといけないですよね。

3.きれい好きですか?部屋は整理整頓?
いや、ちらかして、掃除するときは一気に隅からすみまでやりたいタイプですね。基本的に部屋は人が呼べる状況ではないです(笑)。自分が楽な感じになっているんで。(誰かが遊びに来たいといったら?)めっちゃきれいに掃除しますね。トイレとかも掃除します。

4.最近はまっているテレビ番組は?
バラエティとかドラマですね。ずっと毎週録画してあるのは、『アメトーク』。面白いですよね?最高ですよ。ドラマは今なら『流星の絆』とか。横須賀が舞台なんですよね。ぼく横須賀出身なんです。でもチラッとしか横須賀は出ないんですけれど、でもまあそれは関係なく見てます。

5.柏で鍛えられた一発芸は東京で発揮できていますか?
(笑)いや、残念ながらそれをする機会がまだないんですけど。でも僕の一発芸はあの…なんていうんですかね、公衆の面前で見せられるものと見せられないものがあるんですよ。で、どっちかというとウケるのは見せられないものなんで。(どんな芸なんですか?)いやいや〜それはシークレットです(笑)。でもネタはけっこう持っています。

6.音楽好きだそうですが楽器は?
幼稚園くらいから高校生までピアノを習ってました。(じゃあかなり弾けますね?)いや、今はもうあまり弾けないですが、基本の教科書とかはいっぱい終わらせましたね。(発表会に出たり?)出ましたね。コンクールとかにも出ました。一発で落ちました(笑)。

7.カラオケではどんな歌を?
なんだろうな…場に応じてですね。この間佑都とEXILEを熱唱したのは気持ちよかったですね。佑都は歌が上手いんですよ。だから一緒に歌ったら超気持ち良かったです。

 

東京に来てまだ3ヶ月あまり。まだそれしか経っていなかったんだ〜と思いますよね。それくらいもうしっくり東京に馴染んでいる達也選手。まじめで理論的かつ誠実にお話する姿勢に触れて「まさに東京っぽい選手!」と感じました。本人は気づいていないかもしれませんが(笑)。この時期、やはり気になるのは来シーズンのことですが・・・。もちろんそこらへんは明言してもらうことはできませんでしたが「でも一つ言えるのは、僕は東京も好きだし、柏も好きだし、決してどちらかに不満があって今ここにいるのではない。それだけは言えます。」と達也選手。来シーズンどのユニフォームを着ることになってもずっと応戦していきたい選手の一人であることは間違いないです!(石川由美子)
鈴木達也選手サイン入りFC東京フラッグ(M)を2名様にプレゼントいたします(提供:FC東京)。詳しくはアンケート&プレゼントコーナーをご覧ください!

 

サイトトップへ Tokyo Mania インデックスへ