〜移りゆく時代風景を見続け、時代と共に歩んできた街〜

 調布駅北口改札から線路沿いの道を西へ3分ほど歩くと、右手に黒い鉄骨造りのゲートが見えてきます。そのゲートが調布銀座ゆうゆうロードの入り口。裏通り的なロケーションなのですが、赤茶色のレンガを敷き詰めた通りが旧甲州街道まで続いており、その通りの形もクランク状で少々不思議。そして、その両側にはお店が立ち並んでいます。
 通りのあちこちでは近所の人たちが自転車をとめて立ち話をしていたり、商店街で働く人たちが忙しそうに手を動かしながら挨拶を交わしています。さらに、通りの脇を見てみると、色鮮やかな花を植えたプランターが置かれていて、ふと立ち止まった瞬間に目を和ませてくれます。
 素通りするだけなら3分もかからないこの調布銀座ゆうゆうロード、それでもいろいろなお店が揃っています。時間に余裕のあるときは、通りの中央部に位置する喫茶店でのんびりと道行く人たちを眺めながらコーヒーを楽しみ、普段着が欲しければ激安の洋品店でお買い物、疲れたらマッサージや整骨もできるし、値段も安くてサービスのよい食事処も揃っています。夜、一人でさみしいなと思ったら、居酒屋やバーに出かけてちょっとした人とのふれあいを楽しむこともできます。調布銀座ゆうゆうロードは素通りするにはもったいない!

 でも、なぜ駅から離れたところにこんなステキな商店街があるのでしょう?その謎を解く鍵は、商店街の歴史にありました…。

調布銀座ゆうゆうロードの今昔

 調布銀座 ゆうゆうロードは、調布銀座として、全8店舗で昭和26年にスタートした、調布最古の商店街です。なんと、調布駅はこの商店街の入り口(現在の工藤優鳥店の前)にあったのです。しかし、後に調布駅が現在の場所に移転することになり、商店街への人の流れが変わることが心配されましたが、駅から続く舗装道路を作ったり、その道路に街路灯を設置するなど、人足の絶えないような商店街としての経営努力を重ねた結果、その後十数年にわたる繁栄を築き上げたのでした。その昔は、映画館をはじめとした娯楽施設とさまざまな商店が集まり、楽しみながら買い物ができる賑やかな通りだったそうです。
 しかし、時代の流れとともに人々の生活スタイルが大きく変わりはじめ、商店街にもかげりがみえはじめてきました。そこで、メトロレンガで舗装し、装飾街路灯を設置して雰囲気を現代調に変え、さらに名前を懐古調の「調布銀座」から現在の「調布銀座 ゆうゆうロード」に改名。商店街の入り口に大きなゲートを設置するなど、通りの雰囲気をインパクトのあるものに変えました。さらに、売り出し・2店舗以上の買い物額の合計から10%のキャッシュバックなどの商店街をあげてのサービスをはじめ、納涼夕市などのイベントも積極的に行い、商店街の活性化に努めています。
 納涼夕市は、市内だけでなく市外からも人が集まるほど有名で、その目玉は派手なパフォーマンスで知られるサンバ行列。これが始まる時間になると、商店街のいたるところに人垣が出来上がり、主催者と観客のボルテージも上がりっぱなし。そう、スーパーなどの大型店舗では味わいにくい「人と人とのふれあい」を大切にし続け、魅力のある商店街に生まれ変わりつつあるのです。調布駅周辺にお出かけの際は、是非、ぶらっと立ち寄ってみてはいかがですか?

 


調布銀座ゆうゆうロード サイト

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