人・ひと・PEOPLE 気になるあの人にインタビュー

MIRAI TENNIS ACADEMY代表 辻野 隆三 さん

今回の人・ひと・PEOPLEは元日本代表プロテニスプレーヤーで現在はMIRAI TENNIS ACADEMY代表、仙川在住の辻野隆三さんの登場です。

 日焼けしたがっちりとたくましい体に爽やかな笑顔が魅力的な辻野隆三さん。2005年4月狛江に創設したMIRAI TENNIS ACADEMYの代表を務める辻野さんは、初心者から上級者までの幅広い層のレッスンはもちろんのこと、世界のトップを目指すプロ選手の育成も意欲的に行っています。

 辻野さん自身、元プロテニスプレーヤー。ジュニア時代より松岡修造選手のライバルとして、ともに日本の男子テニス界を支えてきた辻野さんは、デビスカップ(国際テニス連盟主催の男子の国対抗戦)の日本代表に5年間選ばれるなど、日本最高ランキングではシングルス2位、ダブルス1位と輝かしい実績を持っています。

 プロテニスプレーヤーとしての第一線を退いた後も、日本各地のテニスクリニックへの参加やテレビ解説、実業団の監督など精力的に活動してきた辻野さん。
 「普及活動でいろいろなところに行って一番多く感じるのが、とっかかりとしてテニスを始める『場』はたくさんあるんですが、テニスを始めてだんだん上手くなってくると、不満というか”もっともっとやりたい”とか、”もっとちゃんと教わりたい”と感じている方がけっこういるということなんです。でも皆さん年齢を気にされていて、『もう、(この年齢では)上手くなれないでしょ…』と聞かれたりするわけです。全然そんなことはないんですよ。もちろん、ちゃんと教わらなければ難しいとは思うんですけどね。それで、まずはちゃんと『いくつになっても上達する』ということを証明したい、そういう場を作りたいと思ったんです。それから、スクールもそうだけれども、プロ選手の育成をやりたかった。同時に両方をやりたかったんですよね。」そんな辻野さんがACADEMYを始めたのは、甲府在住の現役時代の後輩からの『所有するテニスコートを何か有効活用できないか』という話がきっかけでした。どうせやるなら普通のスクールではなく、〈現役あがり〉にしかできないことをやろうと、後輩とともに指導を始めたのが3年前。けれどもテレビ解説などいろいろな仕事をこなしていた辻野さんは、アクセス面や動きやすさを考えるとやはり東京に拠点を置いた方が良いと決断。東京に戻り、1年前狛江にてMIRAI TENNIS ACADEMYを始めました。

 このMIRAI TENNIS ACADEMYでは一般のクラス、プロ選手育成コースの他にも子ども達を対象としたクラスを設けています。「キッズクラスでは、最初はあまり”テニス色”を出さないようにしているんです。飛んだり跳ねたりして。もちろんテニスの技術はしっかり教えようと思っていますが、それ以上にこだわっていることがあって、僕にも子供が二人いるのでとても感じるんですが、僕らが小さいときと比べて今の子ども達は外で遊ぶ機会がすごく減っているじゃないですか。じゃあ外で遊んでくるっていうと、お母さんも心配な部分もあったりで。そう考えたときに、キッズのクラスで遊ばせるというか、太陽の下で走らせ、体を動かすということが、今の子ども達にはとても必要だと思ったんです。」この言葉から”MIRAIを背負って立つ子供たち”を大切に思う辻野さんの思いが伝わってきます。二人のお嬢さんとのだんらんのひとときも、きっと辻野さんにとっては大切なリラックスタイムなのでしょう。「もちろんリラックスはしますけど、子供はパワーあるから(笑)。すごくパワーがあるので、疲れて帰ってきた時はたまにキツい時もありますよね(笑)。下の子がすごいんですよ〜。」と笑う辻野さん、なんとこの8月には3人目のお子さんが誕生する予定だそうで、辻野家のキッズパワーはまだまだ衰えることを知らなさそうです(ちなみに辻野さんの奥様は歌手の荻野目洋子さんです)。二人のお子さんはまだあまりテニスに興味を示さないそうで「この間もイベントに連れて行ったんですけど、下の子はなんとなくやりそうな雰囲気はあるんですけど、上の子はまったく興味ないですね。」とちょっぴり淋しそう?「でも、人付き合いという部分では、スポーツはとてもいいと思う。上下関係もしっかり学べますから、社会に出てもちゃんと敬語を使えるようになると思いますしね。子ども達には是非スポーツをやって欲しいですね。」

 現在も年間100日ほど、テニスのイベントやクリニックで日本全国を走り回るパワフルな辻野さん。「僕は食べることが好きなんですよ。幸い、日本国中いろいろなところに行けますので、先々でその土地の美味しいものをいただいています。食べているときがやっぱり幸せですね。実は昨日まで北海道だったんで、カニを食べてきました。美味しかったですよ(笑)。」
 美味しい物を食べ、楽しく飲み、子ども達やスクール、チームのみんなと一緒に太陽の下で走り回る。辻野さんのパワーの源は、そんな日々を心からenjoyしようとするハートの中にあるのではないでしょうか。


辻野 隆三

94年全豪オープンシングルス本戦出場
88年、92〜95年デビスカップ日本代表
94年広島アジア大会銀、銅メダリスト
96年全日本ローン選手権シングルスダブルス優勝
92,94,96年イザワX'masオープンシングルス優勝
98年全日本選手権ダブルス優勝
日本最高ランキングシングルス2位ダブルス1位

 

 

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