サンレーヴススタイル

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サンレーヴススタイル2016 第20回

10月から始まったプロバスケットボールリーグ「bjリーグ」のシーズン。来年度からは企業チームが多いリーグであるNBLと合併し、「Bリーグ」として新しくバスケ界は生まれ変わる。バスケ界の変革の時期であるbjリーグのラストシーズンを東京サンレーヴスで中心選手として活躍しているのが新入団の高橋幸大選手だ。

高橋選手がバスケットを始めたきっかけは小学校4年生の時にバスケットの審判をする親戚に誘われて。陸上、水泳、テニスとスポーツを体験したが、当時アメリカではNBAでスター選手が活躍し、兄がスラムダンクを愛読していたことから、次第にバスケットボールに魅了された。
全国中学校バスケットボール大会にてチームを準優勝に導き、高校では国体のメンバー入りなど成績を収め、バスケの強豪である拓殖大学に進学。4年次に関東大学選手権3位に導きチームを牽引したが、教育実習や就職活動のため納得のいく活躍は出来なかった。

バスケ選手への夢をあきらめず、Hos実業団バスケットボールクラブに所属。アメリカABA(北米の男子バスケットボール独立リーグ)でプレーした経験者からスキルトレーニング・フィジカルトレーニングなどを受け、大森勇選手(前・東京サンレーヴス、現・岩手ビッグブルズ所属)や外国人選手とトレーニングに励んだ。翌年トライアウトを経てNBDLのレノヴァ鹿児島に入団。その後、大学時代の住み慣れた町であり、外国人選手・bjリーグのスター選手相手に経験を積みたいと考え、東京サンレーヴスへ入団し現在に至る。
「開幕時はチームの方向性が明確化しない状況で挑みました。横浜戦での惜敗を機にチームの活路が見えました」と高橋選手は振り返った。日本人選手と外国人選手との連携が今後の鍵を握ると付け加えた。
高橋選手の武器はスピードあるプレー、激しいディフェンス。3ポイントシュート。2mを超える外国人選手にも果敢に立ち向かう。「目標は怪我なく全試合出場すること。個人成績も必要だが、得点に結べるよう積極的にアシストし、チームが一体となって勝利をおさめること」と彼は眼を光らせて言う。
現在、調布で起居するが、学生時分に近隣に住んだ経験があり自然が残るこの街は住み心地がいいようだ。オフの日はチームメイトとともに深大寺や仙川の温泉を満喫する。

身長差に関係なく、スピードで勝負する高橋選手。この姿勢はトレーニングを実践した経験が大きいと思われる。観客席とコートが近いバスケの試合会場で、高橋選手の気迫あるプレーを体感していただきたい。

スポーツ万能少年の現在。



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