調布のお不動さまが見守る 不動商店会
旧甲州街道と三鷹通りの交差点の角にある常性寺。昭和27年、調布のお不動さまとして親しまれてきたこのお寺に由来して、「不動商店会」が設立されました。
当時は調布駅よりも、布田駅周辺の下布田エリアが商業の中心地。駅の北側だけでなく、南側や品川通りの先までが不動商店会だった時期もありました。日活撮影所が近いことから、名だたる女優や俳優も買い物にくる、とても賑やかな時代だったようです。
しかし、その後、旧甲州街道沿いのお店は次々とマンションに姿を変え、その数を徐々に減らしていきました。
そんな中、商店会を活性化させるために始まった「ハッピーまつり」。20年前、街路灯が完成したことの記念事業として立ち上がりました。
その当時、会員同士のコミュニケーションが希薄な状態だったため、「みんなで一つのものをつくろう」をテーマに、一つずつ手作りしていったそうです。
商店会の100人以上の会員が協力した結果、第1回から1000人以上が集まり、大成功!
以降、毎年工夫を凝らし、商店会の一大イベントへと成長していきました。
「みんなで一つのものを作り上げたことで、声をかけあえる仲になれた。その経験が今の不動商店会の原動力になっています」と小川会長。
現在では、エリア担当の役員が定期的に会議を開き、会員同士で情報や問題を共有しています。
毎年、目を引くイベントがてんこ盛りの「ハッピーまつり」。来年はどんなお祭りになるのか…楽しみですね!