長野の森の中を走り回る野生児？！

―まずは子どもの頃のお話を聞かせてください。 プ ロフィールには「練馬区出身」とありますが、生まれてすぐは長野県に住んでいました。親が言うには、よく動き回って落ち着きがない子だったとか（笑）。長 野の森の中を走り回っていたそうです。東京へは幼稚園に上がるときに引っ越してきました。幼稚園のマラソン大会で優勝したりと、小さい頃から運動神経は良 かったみたいです。サッカーを始めたのは小１の時。親に薦められて始めたのですが、実はその頃はあまりサッカーが好きではなかったんです。辞めたい、練習 に行きたくないと思ったことも何度かありました。  

文武両道の小学校時代

当時は他にもいろいろな スポーツをやっていました。空手、水泳、テニス…。けれども小３の頃から俄然『サッカーが楽しい』と思うようになって。サッカー以外の競技は全部個人でプ レーするスポーツだったので、みんなでがんばって、試合に勝ったらみんなと喜び合えるサッカーが魅力的で、そこが嬉しかったです。 小学校時代は勉強もしっかりやっていて、中学校受験をするつもりでした。小4の頃は塾に通っていましたが、受験をするならサッカーを辞めなければいけない と言われて、どちらをとるかと考えた時に、「自分はサッカーがしたい！」と。親は自分のしたいようにして良いと言ってくれました。  

『プロ選手になる』と目標を決めた高校時代

―中学校進学時にサッカーを選んだ小川選手。その頃から「ゆくゆくはプロになるんだ」と思っていましたか？ 小学生の頃から、冗談半分に「将来はJリーガー」と言っていました。その夢が現実的な目標へと変わったのは、サッカーの強豪校・流経大付属柏高校への入学が決まった時です。 ―高校の３年間で自分に自信が持てるようになった？ 自 分の１学年上は強いと言われていた世代だったのですが、高２の途中から、そこに同級生の中で一人だけスタメンで入れて、試合をこなしていくうちに自信がつ いてきたと思います。３年になってからは「自分のその経験を活かして、チームをしっかりまとめていくように」と監督からも言われ、その頃からプロサッカー 選手になりたい、という想いがとても強くなりました。 ―チームをまとめるのは大変なことだったのでは？ 自 分はそういうことが得意なタイプではないのですが、早くから色々な経験をさせてもらっていた分、それをチームに活かさなければという自覚はありました。流 経柏のサッカー部員は１学年に６０人ほどいるのですが、一人ひとり個性が強いというか、我が強いメンバーが集まっていて、大変ですが面白かったです。 ―まだ皆の記憶に新しい、高3の高校サッカー選手権ではチームを全国のベスト４まで導きました。東京のファン・サポーターにも大きく印象を植え付けましたね。 身体能力や足の速さ、体の強さなど、そしてやはり左足のキックの精度を注目してもらえていたら嬉しいです。  

プロ選手としてのスタート地点、今後への決意

 ―プロ選手として臨む初めてのJリーグが開幕しました。今の意気込みを聞かせてください。 Ｊリーグが始まり、試合を見ていて、やはりそこに出たいという気持ちが強くなりました。まずはベンチ入りして、試合に出場したいです。そしてどんどん経験を積んでいきたいです。  

最後に、頑張っている人へ 応援のメッセージをお願いします！

「努力に勝る天才はなし」これは自分がずっと言われてきた流経大柏の監督の言葉です。今結果が出なかったとしても、努力をしてきたその過程が、きっと今後いろんな面で自分の役に立つと信じています。がんばりましょう！  

この記事を書いた人

182chスタッフ

調布歴30年！調布を心から愛するスタッフが書いています。