「強い男になれ!」 願いを込めてつけられた名前
―『拳人(けんと)』という名前、カッコイイ名前ですね!
はい!この名前は自分でも気に入っています。。柔道やレスリングをやっていた父が、こぶし(拳)という字に”強い男“になれ、という願いを込めてつけてくれたと聞いています。ですので、父からは「格闘技をやらないか?」としつこく誘われたこともありましたが(笑)、残念ながらやりたいとは思わなかったので、やらずじまいです。サッカーを始めたのは小学校に入る前から。2つ年上の兄がやっていたので自然に始めました。
子どもの頃はとにかく外で遊ぶのが好きで、サッカー以外にも野球に混ぜてもらったりと、体を動かして遊んでいました。
実はぽっちゃりしていた!?少年時代
―中学時代からFC東京のアカデミーに所属。当時を振り返ると?
中学生になりFC東京U-15深川に入った頃は、本当に下手で毎日『自分でも通用するのかな…』と不安ばかりでした。自分に自信が持てない時期が続いて、『何が足りないんだろう』といつも考えていましたし、人のプレーを見て学ぼうと必死でした。
中学3年になった頃には体も大きくなり、少し思うようなプレーができるようになりました。実は僕、多分背が伸びる前兆だったと思うのですが、小学生の途中くらいからぽっちゃりし始めて。それが中学の途中からいきなりスッと背が伸びたんです。それからはずっと背が高くて、足もスラッと長くなりましたね(笑)。
FC東京のユースは凄い!
―その後FC東京U-18に進んで。その頃には自分のプレーに自信が持てるようになっていましたか?
いや、そこにはまた、重松健太郎選手(現FC町田ゼルビア)や阿部巧選手(現アビスパ福岡)といったすごい先輩達がいて、衝撃を受けました。
(U-15深川から1学年上には武藤嘉紀選手もいましたね。)はい。武藤選手は一人で点を決めていましたし、ユースの時から頼りになるエースでした。ですので、自信をもってユースチームに入ったけれど、そこで上には上がいると痛感しまして。そこからまた、課題や自分に足りないものを常に考えて、一つ一つ目標設定をして、それを達成してきたという感じです。
熊本での一人暮らし。
―その後トップチームへ昇格。翌年には出場機会を求めてロアッソ熊本に期限付移籍しました。そこではどんな経験を?
知っている人が誰もいない所に行ったので、チームの一員として認めてもらうためには、自分から積極的に声をかけてコミュニケーションをとることが大切だと実感しました。
(生活の面では?)初めての一人暮らしですし、とてもいい経験になりました。
(自炊は?)最初の頃は、少し興味があって料理もしましたが、続かなかったです(笑)。洗い物が嫌でしたね。食べてそのままゆっくりしたいのに、食器を洗わないといけなくて。結果として定食屋に落ち着きました。
(洗濯も自分で?)はい。干して練習に行ったら雨が降ってしまったり。帰ってきてびちょびちょになっている洗濯物を見た時に、面倒くさいって思いましたね。一人で生活する大変さと、親のありがたみを痛感しました!
つかんだチャンスは逃さない!次はレギュラー奪取!!
―今シーズン、東京に復帰。1stステージでは初スタメン・初シュート・初ゴールでチャンスをつかみました。今後の抱負を!
熊本での経験が自信となり、J1で勝負したいという気持ちが強くなって東京に戻ってきました。2ndステージもまたメンバー争いは激しいと思うので、まずは練習でしっかり監督にアピールして、練習以外のところでも、サッカーにすべてを注いで、勝利に貢献できるようにがんばります。
(どんなプレーに注目して欲しい?)ボール奪取やハードワークできる運動量と戦う姿勢です。また最近は試合の終盤に出場することがあるので、しっかりゲームを締めるという役割を果たしたいと思います。
―ぜひ、スタメンに!そして多くのユース出身の選手に、ぜひチームの中心となって活躍して欲しいですね。
そこはやはり夢でもあります。サポーターの方はアカデミー(下部組織)出身の選手は特に応援してくださいますし、スタメン全員がアカデミー出身になれたらいいなと思います!
この記事を書いた人
182chスタッフ
調布歴30年!調布を心から愛するスタッフが書いています。